平成17年度 堺市「堺の魅力づくり」自主事業補助金交付事業 トップページ > コンテンツ > 茶の文化原点 > もてなし茶会 |
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文化庁「関西元気文化圏」参加事業 市民活動団体“堺なんや衆”企画主催 |
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市民活動団体堺なんや衆 |
市民活動団体“堺なんや衆”では、平成17年の活動として、多くの「茶人」を輩出した堺の16世紀の“まち”文化を視点を広げて学び、現代に活かせる“まち”文化の再発見を目指して活動に取り組むことになりました。 堺に生れ、堺で育ち、堺の“まち”文化の中で“茶の湯”の文化を大成した千利休は、堺の市民にとって誇りとする存在です。「茶の湯」の文化は、当時、新しい時代の担い手であった堺の“まち”びとによって普及され、全く新しい文化として価値観を変えました。 「茶の湯」の文化の根源として、「もてなし」という「ふれあい」の“和”の心は、千利休によって高度な精神文化を伴った芸術の域まで高められることとなり、現代に至る日本文化の典型として大成され、受け継がれ、今日もなお、人々の心のあり方として日本のみならず世界中にも注目されています。 “堺なんや衆”では、昨年から「茶」の文化が持つ原点を「Communication“ふれあい”」、「Hospitality“もてなし”」、「Associate“人間関係の形成”」という象徴的な言葉が持つ幅広い精神文化と位置づけ、「CHAの心」として活動の理念としてきました。 平成17年は、その「CHAの心」の原点を振り返り、考えてみることで、堺で大成された「茶の湯」の文化を「“CHAの心”の文化」として、日本および世界に通じるアイデンティティーと位置づけ“まち”づくりに活かしてゆきたいと考えております。 平成17年の活動では、千利休の外にも堺の“まち”で活躍した茶人に注目し、彼らが何をしたか、どう生きたかを学ぶことで、16世紀に堺で花開いた「茶の文化」の原点をさらに深めて知ることができるのではないかと考え、ご専門の講師を中世の堺の繁栄に由緒をさかのぼる臨済宗東福寺派「大安禅寺」にお招きして、「CHAの文化」セミナーを開催します。 併せて、セミナー開催当日の午前中、千利休が、「茶の湯」の文化を大成した背景を理解することを目的として、当時の“まち”文化に関連する見聞会を開催し、セミナーの理解の幅を持たせる企画といたしました。 ご参加ご希望の方は、メール・ポストよりご一報ください。詳細をお知らせいたします。 「CHAの文化セミナー」 事業計画 ★開催場所: ○見学会:各回企画出発地点 ☆セミナー:臨済宗東福寺派 大安禅寺 大広間 (堺市南旅籠町、ルソン助助佐衛門旧宅) ★開催時間: ○見学会:午前10時〜12時30分 ☆セミナー:午後2時〜3時30分 ★開催日: 第1回 平成17年3月26日(土) ○見学会: 「堺の銘菓“お茶菓子”舗めぐり−中区域編−」 ☆セミナー:「堺衆と茶の湯 ― 武野紹鴎とその後」 谷 晃先生 (野村美術館学芸部長 茶道史) 茶の湯研究の立場から武野紹鴎と茶の湯が盛んになる堺の時代背景 第2回 平成17年5月15日(日) ○見学会: 「生活文化としてのお香見聞」奥野晴明堂(香道、線香アート) ☆セミナー:「反骨の茶人 ― 山上宗二」 斎藤史子先生 (作家 元高野山大学講師) 主な著書:『草庵に光さす−山上宗二異聞』 千利休の高弟・山上宗二を作家の目からみた人間像 第3回 平成17年7月17日(日) ○見学会: 「堺刀司資料館、鉄砲鍛冶屋敷町並み見聞」 ☆セミナー:「道具を通して見る堺衆のお茶−武野紹鴎を中心として」 井渓明先生 (堺市教育委員会社会教育課) 「美」としての茶の湯の文化を美術専門家からから見た「堺の茶人観」 第4回 平成17年9月18日(日) ○見学会: 「南宗寺および環濠界隈旧跡見聞」 ☆セミナー:「千道安を中心とする堺の茶」 斎藤史子先生(作家、元高野山大学講師) 千道安を主人公とした小説執筆中の作家が描く「堺千家」の衰退の時代 第5回 平成17年11月27日(日) ○見学会: 「堺の銘菓“お茶菓子”舗めぐり−南区域編−」 ☆セミナー:「堺の茶とCHAの文化」 −セミナーの総括− 角山 榮先生 (堺市博物館長、和歌山大学名誉教授) 世界のお茶「寄り合い文化席」 第1回 平成17年5月5日(日) 「アスティー・グリーン・フェスティバル」協賛お茶席 インドのお茶“CHAI(チャイ)”席 第2回 平成17年6月5日(日) 「(社)堺高石青年会議所50周年記念事業」協賛お茶席 インド、ベトナム、中国、韓国、日本(煎茶)のお茶席 第3回 平成17年10月16日(日) 「堺まつり」協賛お茶席 インド、ベトナム、中国、韓国、日本(煎茶)のお茶席 『CHAの文化セミナー』報告書発行 事業成果を編集し、「堺の魅力情報発信」の一環として400部印刷し、堺市内外の希望者に広く配布し、さらに、本企画関係者、行政関連部署、図書館(堺市立図書館全館、大阪府立中之島図書館、国会図書館)、交流各種団体ほかに配布します。 ⇒ このページのトップへ戻る |