国際交流

堺日中友好協会 第16回友好交流訪問



トップページ連雲港市友好20周年記念事業第5回徐福祭市民交流25周年訪問団
 
2006年9月8日(金)〜9月13日(水)

関空⇒青島連雲港市(表敬訪問、観光、交流・協議)⇒上海(対外友好50周年式典、観光)⇒関空




目次:
9月 9日青島
9月10日連雲港市(表敬)
 花果山観光
 表敬訪問
9月11日連雲港市(協議)
 交流協議
 海州観光
 「双竜井」遊園
9月12日上海(式典、観光)



 9月9日(土) 青島
9月10日(日) 連雲港市 
連雲港市港湾開発計画 (左は港湾写真左手前 現・神州賓館玄関前広場よりの沖合・連島を望む)
花果山頂上 (標高625.3m) “孫悟空”生誕伝説地

後方 雲台賓館(宿泊ホテル)
大極柔力球「久久星柔力球」との交流 (雲台賓館前公園)
連雲港市人民政府 劉 永忠市長を表敬訪問  (向かって奥左 林会長、右 劉市長)
記念品交換と劉永忠市長主催「歓迎の宴」
9月11日(月) 連雲港市人民政府、古都・海州
市民交流テーマ「CHA(茶)の文化」協議 〔左から(敬称略)馮 涛、前田秀一、徐廣影、張良群、張建民〕
 2003年、堺市・連雲港市友好提携20周年記念事業において、市民交流テーマとして連雲港市に生誕した“徐福”を取り上げ、歴史的事実(中国)と伝承・伝説(日本)の側面から、その文化についてシンポジウムを開催(主催:堺市・連雲港市友好都市交流事業実行委員会、企画協力:市民活動団体“堺なんや衆”)し、堺市内外約200名の参加があり、その後においても、400部の報告書(市民活動団体“堺なんや衆”活動報告書『中国文化セミナー“徐福”』)を完全配布するほどに国内外からの関心を得ることが出来た。
 『中国文化セミナー“徐福”』 連雲港市カン楡県金山鎮徐福村「徐福茶楼」 「茶の湯」大成者 千利休像
 2005年10月1日、第5回徐福祭に参加した時、連雲港市カン楡県金山鎮徐福村の広大な茶園をご案内いただき、“徐福茶楼”においてお茶による“おもてなし”をいただき大きな感銘を受けた。その時、連雲港市命名のシンボルでもあり、孫悟空生誕の地・花果山が含まれている雲台山脈麓においても茶畑があることを聞いていた。
 一方、堺市には、茶園に適する地理的条件にないこともあって、茶園は存在はしないが、日本文化の規範となっている「茶の湯」の文化の発祥の地であり、近年、堺市では、堺市博物館角山 榮館長の提唱による「CHAの文化」の理念が話題となっている。
 *:CHA:Communication(ふれあい)、Hospitality(もてなし)、Associate(人間関係の形成)
 堺市および連雲港市相互において両市友好提携の認知度を高め、両市民の日常的な話題にリンクした名実共に市民のレベルの友好交流が促進されることを目指して、「CHA(茶)の文化」を今後の市民交流のテーマとして位置づけることの可能性について協議した

 その結果、当初予定していた「連雲港市徐福研究所」(張良群所長)のテーマとしてよりは、「連雲港市哲学社会科学連合会」(張建民副主席)のテーマとして位置づけ取り上げることが適当との判断から、その方向でこのテーマへの取り組みを考えてゆくことで同意された。
 このテーマ「CHA(茶)の文化」についての協議の中で以下のことが話題となった。
  ⇒徐福が日本に茶を伝えたかは不明
  ⇒中国の茶の歴史は古い
  ⇒2003年、八女市(日本国・福岡県)と金山鎮(連雲港市カン楡県)の友好交流の際
   に「茶」(植栽技術、茶の入れ方など)をテーマにして交流した経緯がある。
  ⇒本来中国にも、“おもてなし”としてお茶を出す風習はある。
   しかし、茶による“もてなし”を、文化という視点で意識し、考えたことは無かった。
  ⇒確かに、「CHAの心」の理念は、友好交流の哲学として考えるに値する。
  ⇒「CHA(茶)の文化」を市民交流のテーマとすることは相互の市民にも判り易いテー
   マであり、市民交流のテーマとすることに賛同する。
協議後の昼食 (陳珍文さんも参加されて) 連雲港市訪問交流晩餐会(鞠建春さんも参加されて)
連雲港市・古都“海州”観光


下左端青線上:海州古城
古都“海州”表門 海州町並み(電線地中化施設)
尼寺 (安産祈願寺) 古都“海州”裏門(後方・錦屏山)
                  「双竜井」遊園の紹介
 

 「双竜井」は、明朝の景泰年間(西暦1450〜1456年)に作られた。その南西には、蒼竜溝があって、南東に鳥竜谷がある。井戸の下には、石彫刻の竜頭口が2箇所あって、水は竜の口から湧き出ている。「双竜井」は、いくつかの小さな井戸の組み合わせからなり、南東側のひとつの井戸は、「手錠をはめている」と言われており、反対の南西側の井戸は、「首かせ」をはめられていて人々に幸せをもたらすと言われている。
 年代が古いため「手錠をはめられている」井戸は、もうなくなっているが、「首かせ」の井戸は、現在もほぼ完全な状態で保存されている。
 「双竜井」の水は、品質に優れ、冷たく美味しい。この井戸の水で、連雲港で採れた「雲霧茶」を点てると、特に、美味しくいただける。「双竜井」の水と「雲霧茶」は、海州(その昔、連雲港市は海州と呼ばれた)名物と言われていた。
 「双竜井」遊園の面積は、6,400平方メートルあり、生態系の中国式古典的庭園で、芸術性に飛んだ様式を整えている。 遊園内のあずまや、高殿、楼、廊下など精緻な作が施されており、景色と一体化していて素晴らしい。湖面の水には流れがあり、海にも通じていて、花の香、鳥の声、春秋季節の風物を存分に楽しめる。
                       2003年9月28日
海州古城 (土台の石垣は2000年前の遺跡)
9月12日(火) 上海対外友好50周年記念式典
挨拶 唐登傑上海副市長 (出席者:34ヶ国・地域、360人)
上海“黄浦江”遊覧
      左側:外灘(上海税関、華厦銀行)         右側:浦東(上海国際会議センター、東方明珠塔、金茂大厦)
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